どうやら有茎種も着生するようです。今年に入って4種類のチランジアで確認することが出来ました。
まずはヘゴに縛ってあるフンキアナですが、茎の途中から出た根が着生しています。赤い矢印の辺りではヘゴの内部を通り、貫通しています。
2番目はコルクに縛ったナナです。Aの辺りで着生しているのが分かります。そのまま伸びてBでコルクの内部に入ってしまいました。
カクタス・スケルトンに縛った長茎タイプのテヌイフォリアです。拡大するとよく分かりますが、矢印の辺りで完全に着生しています。
最後はヘゴ付けのアラウジェイです。Aの根がヘゴにぶつかって内部に入り、その次に出たBはヘゴに直行しました。しかしCはなぜか見当違いの方向に伸びています・・・。
なぜ「C」だけが手書きでなく書式なのかは気にしないように。
チランジアは、長茎種の茎の途中から出た根も着生し、自らを支えることが出来るようです。ゆえに長茎種も何かに固定することは無駄ではないでしょう。ただ、生長に違いが出るかは分かりません・・・。
固定・着生の効果 | trackback(0) |
カテゴリ「固定・着生の効果」の第二弾です。ちなみに前回はT.イオナンタで比較しましたが、今回はT.パウシフォリア編です。
まずは一枚目。これは自分で言うのもなんですが素晴らしい状態の株です。真横から撮れば力強さがもっと伝わるでしょうが、他の株が邪魔でピントが合いませんでした。
ご覧のように花序を伸ばしている最中で開花を非常に楽しみにしています。
基部のアップ。コルクに着生してから1年以上経ってます。
そして問題のこの株。下葉や葉先が枯れて酷い状態。これは、ごく最近ヘゴに固定したもので、それまでは鉢植えにしたり、色々いじった後、カラの素焼き鉢に突っ込んであるだけでした。たくさん発根しましたが、根はどこにもくっ付かずに全て枯れました。
以上、2株の違いで訴えたいことは、着生しているか否かではありません。固定の重要性です。酷いほうの株は、もし最初から何かに固定してあったなら、着生して上の株のようになれた可能性があります。
ちなみに2株ともほぼ同じ記事に買い、置き場も管理も同じでした。
個人的にT.パウシフォリアは、画像のように葉の先を上に向けて、横向きに付けることをオススメします。鉢植えにする場合でも、綺麗に育てるためには固定していじらないことです。それは全てのチラに言えると思います。
固定・着生の効果 | trackback(0) |
このブログではチランジア着生運動を推進しています(笑)
そこで今日は、チランジアは着生することによってその後どう変わるのかをはっきりさせたいと思います。
筆者は、1年前くらいに普通のイオナンタを一気に何個も購入しました。
そのイオナンタ達の多くをカクタス・スケルトンに固定し、残りはカゴに水苔を敷いてその上に置いておきました。そして、全く同じ環境と管理の下で1年を過ごさせました。
そのイオナンタ達の現在を、画像にて公開します。
ではまず最初に、カゴに置いただけのイオナンタ。
画像ではカクタス・スケルトンについていますが、この写真を撮った日につけました。
わかりにくいですが、株の状態だけを見てください。
カゴ置きイオナンタA
カゴ置きイオナンタB
カゴ置きイオナンタC
最後のCはまさに今くっつけました感が出ていますね。
全体的に、状態は可も不可もなくといった感じでしょうか。
筆者は、枯れた葉先や折れた部分は買った日にすぐ取り除くので、その部分は過去1年の分です。原因は弄ったり向きを変えたりしてしまったことだと思います。
因みに、以上の株は全て置かれた状態で発根していました。
では次に、綺麗な状態で買ったのと同時に固定して根を伸ばしてしっかりと着生したイオナンタです。
着生イオナンタA
着生イオナンタB
着生イオナンタC
株のタイプによる印象の違いを抜きにしても、何かが違います。
明らかに新しい葉が充実しています。
着生株のAとBは良い状態ですが、置き株と購入時の状態はほとんど同じでした。
また着生株は葉に力が漲ってトリコームが輝いているのに対し、置き株はどことなく腹が据わっていないような感じがします。
更にそれ以上に問題なのは、置き株が比較的生長していないことです。
一体、何が違うのか。
同じく発根しているにも係わらず、この差は一体何なのか。
その答えはしっかりと着生しているからと言うほかありません。
そこで今回はがっちりと着生した株は順調に、綺麗に育つ。という結論となりました。
着生イオナンタC
(上部に飛び出ている緑色のものは固定のための針金)
着生おすすめです。
固定・着生の効果 | trackback(0) |
| TOP |